地域のパンデミックプランニング
第31回 インフルエンザ対策における地域社会文化の役割
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- 掲載誌
- インフルエンザ Vol.13 No.3 63-68, 2012
- 著者名
- 清水宣明
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / 感染症
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- インフルエンザ
前回は, 今までみてきた下御糸小学校におけるA(H1N1)pdm09流行の姿をもとにして, 地域社会におけるインフルエンザの流行制御はどのようなことを目指すべきかについて考えました. そこでみえてきたことは, 流行を積分的にみるのではなく微分的にみること, すなわち, 最終的な感染率は変わらないとしても, 流行をより穏やかに進めることで, 地域社会に対する負荷が限界を超えることのないようにすることが重要なのではないかということでした. それでは, それを可能にする地域社会の要件とはいったい何でしょうか. 本稿では, 本来のインフルエンザ研究からは少し離れることをお許しいただき, そのことについて考えてみたいと思います. 「1 自然災害としてのインフルエンザ流行」地域社会を襲う自然災害にはいろいろなものがあります. 東日本大震災における地震と津波の被害の姿は, いまだに私たちの記憶に生々しく残っています(地域の災害対策関係者のひとりとして, この場を借りて心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
