特集 神経-血管ワイヤリングの調節機構
網膜血管パターニングの制御機構
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.14 No.3 15-22, 2013
- 著者名
- 久保田義顕
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 脳血管障害 / 眼疾患 / 癌
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 眼科 / 腫瘍内科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 血管医学
「Summary」中枢神経系の一部である網膜は, その血管網可視化における優位性から, 血管研究の題材として世界的に広く利用されている. 特に生後1週間のマウス網膜の浅層血管は, 視神経乳頭から網膜辺縁部へほぼ二次元的に成長する. また, 血管成長最前部の血管Tip細胞が後続の血管網を誘導する様子がきわめて明瞭に可視化でき, 近年の血管新生分子メカニズムに関するブレークスルーの原動力となっている. 網膜組織は主に知覚神経よりなる器官であり, 網膜への血管形成そのものが「血管―神経ワイヤリング」と言える. この網膜組織の血管パターニングは, 血管内皮細胞, アストロサイト, マイクログリア, 網膜神経細胞の細胞間相互作用により巧妙に制御される. 「はじめに」生体内のあらゆる組織はその発生過程において, 動脈・静脈・毛細血管からなる血管ネットワークがくまなく張りめぐらされる. これは組織に酸素・栄養を供給し, その恒常性を維持するために必須の機構である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
