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公衆衛生(インフルエンザ)

H5N1ワクチンの開発状況

城野洋一郎

インフルエンザ Vol.7 No.3, 57-62, 2006

高病原性鳥インフルエンザが欧州, アフリカにも広がりをみせ, ヒトヘの感染例もコンスタントに増加の一途をたどっている. 幸いヒト-ヒト感染の例は確認されていないが, 現時点でのワクチン開発は, 非常に重要と考えられる. これまでの検討から, H5ウイルスのヒトでの免疫原性が低いことが確認されており, アジュバントを配合したワクチンが, 検討の中心となっている. アジュバントとしては, ほとんどの場合でアルミゲルアジュバントが用いられている. これまでに得られている中間報告では, 15-30μgHAの抗原にアルミゲルアジュバントを結合したワクチンで, 期待できる結果が得られつつある.

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