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小児排尿障害up date

二分脊椎症の排尿管理

小原健司

排尿障害プラクティス Vol.15 No.1, 45-49, 2007

二分脊椎症に伴う排尿障害の管理では清潔間歇導尿(CIC)がgold standardであり, しばしば抗コリン薬が併用される. これにより, 低コンプライアンス膀胱による上部尿路障害を防止することができ, 尿失禁を軽減させることができる. CICの導入に関しては, 実際に上部尿路に異常が認められなくても, ウロダイナミクス検査により上部尿路障害の危険因子を認めた場合は導入すべきである. 下部尿路機能障害の病態は, 成長とともに変化するため, 定期的な超音波検査, 膀胱尿道造影とウロダイナミクス検査が必要である. また, CIC管理の限界に至った場合は上部尿路障害が進行する前に, すみやかに外科的治療に移行する必要がある. 「はじめに」 二分脊椎症に伴う排尿障害の管理で清潔間歇導尿(clean intermittent catheterization;CIC)がgold standardであることは明らかであり, しばしば抗コリン薬が併用される. この手技は, 蓄尿期における低コンプライアンス膀胱に伴う過度の膀胱内圧の上昇を防ぎ, 排尿期ではnon-relaxing urethral sphincterや排尿筋尿道括約筋協調不全(detrusor sphincter dyssynergia;DSD)に対して低圧排尿を可能にした. 結果として, 低コンプライアンス膀胱による上部尿路障害を防止することができるとともに, 尿失禁を軽減させることができる. 本稿では, CICの適応, 二分脊椎症患者のフォローアップ, CICとしばしば併用される抗コリン薬の安全性, CICの尿失禁への効果とCIC管理の限界について述べる.

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