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M-Review

ドライアイリサーチアワード受賞論文解説

人工知能による涙液層破壊時間の推定とドライアイ診断

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掲載誌
Frontiers in Dry Eye Vol.20 No.2 32-33, 2025
著者名
清水 映輔
記事体裁
抄録 / 連載
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Dry Eye
Key Words
ドライアイ / 人工知能(AI) / 涙液層破壊時間(TFBUT) / Smart Eye Camera(SEC) / 遠隔診療

ドライアイは,眼科領域において最も一般的な疾患の1つである1)。近年のデジタルデバイス使用時間の増加や高齢化の影響で患者数は増加傾向にあり,日本国内では6人に1人がドライアイとされている2)。ドライアイの診断には,細隙灯顕微鏡検査が重要で,特に涙液層破壊時間(TFBUT)は客観的評価が難しく,診察者間で評価に差が生じることが課題であった。このような背景から,診断精度の向上と標準化が求められている。

近年,人工知能(AI)技術が医療分野に広く応用されはじめており,眼科領域では眼底画像の診断にAIが活用されてきたが,前眼部領域,特にドライアイ診断への適用はこれまで遅れていた。これは前眼部画像を撮影できる手軽で標準化された機器が少なく,評価方法が主観的で標準化されていなかったことが原因であった3)-5)。

本論文は,これらの課題を解決すべく,スマートフォン型細隙灯デバイスであるSmart Eye Camera(SEC)とAIを組み合わせて,ドライアイ診断の新たな方法を提示したものである。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Frontiers in Dry Eye2025年秋号(Vol.20 No.2)

悪化すると日常生活に多大な支障を来すドライアイ。QOLが重要視される現代社会において,眼科医のみならず一般の人々の関心も高まっている中,治療薬,検査法の開発動向や診療の現状をタイムリーに紹介します。ドライアイとは何か,そのメカニズム,関連疾患などを一般の人々にも向けて分かりやすく解説しています。

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