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エネルギー代謝の解析と管理

肝臓病におけるエネルギー代謝の解析とその管理

加藤章信遠藤龍人近藤公亮阿部弘一鈴木一幸

栄養-評価と治療 Vol.24 No.4, 55-58, 2007

[SUMMARY] 肝硬変におけるエネルギー代謝異常の特徴としては,早朝空腹時のエネルギー基質,ことに糖質の燃焼比率の低下と脂質の燃焼比率の増加が挙げられる.この対策として食事回数を分割した就寝前軽食摂取療法(LES)が試みられ,長期にわたる検討でもその有用性が示され,栄養指導とともにLESを実施することは自他覚症状の改善にもつながる.[はじめに] 肝臓は栄養代謝の中心であり,ことに慢性肝臓病の肝硬変における栄養代謝異常は糖質,脂質,たんぱく質,アミノ酸のみならずビタミン,ミネラル,微量元素などと多岐にわたっていることが知られている.本稿では肝臓病におけるエネルギー代謝異常の特徴について肝硬変を中心に概説し,それに対する管理方法について述べる.[肝硬変のエネルギー代謝異常] 近年,肝硬変に対する動的栄養アセスメントとして間接熱量測定が試みられ1)2),肝硬変のエネルギー代謝異常は,安静時エネルギー消費量(resting energy expenditure;REE)の亢進3)4)と脂質の燃焼比率の増加に伴う非蛋白呼吸商(non-Protein respiratory quotient;npRQ)の低下5)が特徴とされている.

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