局所進行性前立腺癌に対する治療戦略の現状と展望

局所進行性前立腺癌に対しては，根治を目指した前立腺全摘除術（RP）あるいは放射線療法（RT）とホルモン療法を軸とした集学的治療が一般的である。しかしながら，その病態や悪性度は多様であることから，予後予測や治療の最適化に向けては個別の検討が必要となる。今回は，局所進行性前立腺癌に対するRPやRT，薬物療法の進歩を踏まえた治療戦略のあり方と展望について，前立腺癌診療におけるエキスパートの先生方に討議いただいた。