座談会(Round Table Discussion)
膵癌における家族性腫瘍の臨床上の意義と治療方針
掲載誌
膵・胆道癌FRONTIER
Vol.6 No.1 4-11,
2016
著者名
高折恭一
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森実千種
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菅野康吉
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金子景香
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
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癌
診療科目
消化器内科
/
腫瘍内科
/
消化器外科
媒体
膵・胆道癌FRONTIER
家族性膵癌は膵癌症例全体の5~10%に該当し,家族性膵癌家系の個人における膵癌発症リスクは,そうでない家系の個人に比べ有意に高いことが判明している。死亡率が高く,罹患率が低い膵癌のスクリーニングにおいてはハイリスク群を対象とする必要があり,家族性膵癌家系は膵癌のリスクファクターとして重要な手がかりとなる。しかしながら,家族性膵癌を引きおこす遺伝子異常などのメカニズムについては,いまだ不明な点が多く残されている。本日は,家族性腫瘍に関わるエキスパートの先生方にお集まりいただき,家族性膵癌の臨床上の意義と治療方針について討論いただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。