内視鏡手技の解説―臨床のコツとテクニック―
内視鏡操作が困難な状況におけるESDのテクニック
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.7 No.1 41-46, 2014
- 著者名
- 後藤田 卓志
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 手術・救急 / 消化器外科
- 媒体
- 胃がんperspective
「はじめに」 胃ESDは技術的な安全性を担保した上で, 患者のQOLを保ったまま根治に至ることを目的として急速に普及し, 早期胃癌に対する標準治療となった1)-3). 本稿では, IT knife2を主に使用した場合の内視鏡操作が困難な状況におけるESDのコツについて述べる. 「内視鏡操作が困難ということ」 外科手術操作ではtriangulationは基本であるが, 内視鏡の鉗子口から挿入したデバイス1本で操作するのがESDである. 補助機能として先端フードや送水機能が付いた内視鏡が汎用されているが, 鉗子口から挿入した各種デバイスと唯一のcounter tractionとして利用できる重力の方向を考慮しながら操作を進めていく. 内視鏡操作が困難となる状況は, 術者が自らそうしてしまった場合, 病変が切除困難な部位にある場合, が考えられる. 患者側の因子として病変が非常に大きい, 瘢痕を伴っている, 残胃や胃管である, 送気が困難, 体動が激しい, 鎮静が安定しないなどあるが, 別の機会に譲る.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
