視覚と眼科学研究協会会議(ARVO)
Asia-ARVO 2015「Proteolytic Degradation of Galectin-3 in Dry Eye」Uchino Y, Mauris J, Woodward AM, et al
2015年2月16日(月)~19日(木) 神奈川県/横浜市
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- 掲載誌
- Frontiers in Dry Eye Vol.10 No.2 26, 2015
- 著者名
- 岡島行伸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 眼疾患
- 診療科目
- 眼科
- 媒体
- Frontiers in Dry Eye
この演題はドライアイとガレクチン-3の関連についての研究発表である。粘膜を持つ生物は,粘膜を構成する上皮細胞に糖衣(glycocalyx)というバリアを連続しながら発現し,粘膜自体をカバーしている。眼表面は上皮細胞の糖衣バリアと涙液層によって保護されている。眼表面における糖衣バリアはムチンという糖を大量に含んだ糖タンパク質とムチンを架橋するガレクチン-3(ガラクトースを認識し結合あるいは糖鎖同士を架橋するタンパク質の総称の1つ)によって構成されている(図)。一方ドライアイでは膜型ムチン構造が壊れるため,角膜結膜上皮からガレクチン-3が涙液中に放出され,涙液中のガレクチン-3濃度が上昇する。現在のドライアイ診断では涙液中のMMP-9を検出している。MMP-9は,ドライアイのような炎症性の疾患の反応として分泌されるタンパク質の一種であり,現在ではMMP-9を診断するキットも発売されている。しかしながら,これらはドライアイを診断することは可能であっても,重症度や治療効果などの評価はできない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
