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【統合失調症の思考と言語】
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- 掲載誌
- Schizophrenia Frontier Vol.11 No.3 1103-5, 2010
- 著者名
- 鹿島晴雄
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 精神疾患
- 診療科目
- 精神科
- 媒体
- Schizophrenia Frontier
統合失調症はさまざまな精神症状を呈するが, そのなかでも幻覚や妄想, 思考障害といった最も一般的な症状は当然ながら言語そのもの, ないし言語ときわめて密接な関係をもっている. これらの症状は主として言語を介して表出され, 特に妄想や思考障害は言語なくしては成立しない. これらは表出された言語の内容の異常に関するものであるが, また統合失調症ではそれと関連して言語の表出の様態(発話の様態)にも種々の異常が記載されてきた. 統合失調症の症候学と診断において, 言語とその異常が重視される所以である. さらには, 統合失調症の言語障害は思考障害などのより基本的障害の言語的表現であるとする多様な見解がある. 本特集では, 最近, 論じられることが少ないかに思われる統合失調症の思考と言語について取り上げ, さまざまな観点から執筆いただいた. 統合失調症と言語では, 言語学の視点も取り入れ, 精神病理と言語, 統合失調症と精神療法への接近可能性が, また思考障害のパズルでは, 思考障害の精神病理, そして神経回路網によるシミュレーションにつき両者の関連も含め, 論じられている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
