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M-Review

QUESTION & ANSWER(インフルエンザ)

バロキサビル マルボキシルは高病原性鳥インフルエンザウイルスに対しても有効なのでしょうか.

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掲載誌
インフルエンザ Vol.21 No.2 38, 2020
著者名
迫田 義博
記事体裁
連載 / Q&Aシリーズ / 抄録
疾患領域
呼吸器 / 感染症
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
高病原性鳥インフルエンザウイルス / バロキサビル マルボキシル / H5亜型 / H7亜型 / PA蛋白

高病原性鳥インフルエンザウイルスに対しても有効です.
高病原性鳥インフルエンザウイルスとは,ニワトリに対して致死的な病原性を示すH5またはH7亜型の鳥インフルエンザウイルスを指します.ニワトリに対する病原性の分子基盤として,ヘマグルチニン(HA)蛋白の開裂部位の塩基性アミノ酸の連続挿入(または置換)による宿主プロテアーゼに対する感受性の上昇が一番重要です1).バロキサビル マルボキシル(以下バロキサビル)の作用点であるPA蛋白について,高病原性鳥インフルエンザウイルスに共通するアミノ酸の置換や挿入の報告はありません.すなわち,ヒトの季節性インフルエンザウイルスや他の鳥インフルエンザウイルスと同様に,高病原性鳥インフルエンザウイルスに対してもバロキサビルは有効です.
「KEY WORDS」高病原性鳥インフルエンザウイルス,バロキサビル マルボキシル,H5亜型,H7亜型,PA蛋白

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

インフルエンザ2020年6月号(Vol.21 No.2)

「インフルエンザ」に関する情報を必要とするあらゆる領域の一般臨床医,基礎研究者,学生などを読者対象に,ウイルス学の最新の研究成果から,公衆衛生的見地に立った予防対策まで,インフルエンザ領域の情報を継続して提供する。

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