本文へ移動
M-Review

治療(インフルエンザ)

IC<sub>50</sub>値からみたノイラミニダーゼ阻害薬の評価

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
インフルエンザ Vol.19 No.1 31-35, 2018
著者名
池松秀之
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 感染症
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
インフルエンザウイルス / ノイラミニダーゼ阻害薬 / 50% inhibitory concentration(IC50) / 耐性

現在日本では4種のノイラミニダーゼ(NA)阻害薬が使用されており,耐性ウイルスの出現について多くの関心が集まっている.NA阻害薬の効果の指標の1つとして50% inhibitory concentration(IC50)が測定されている.NA阻害薬耐性ウイルスではIC50の著しい上昇がみられる.これまで日本で流行したインフルエンザウイルスでIC50の著しい上昇がみられたのは,2008/2009年流行期に多数の患者がみられた,オセルタミビル耐性となるH275Y変異があるA(H1N1)であり,その際にはオセルタミビルの臨床効果が低下したことが確認されている.このウイルスの流行はその後はみられていないが,現在流行しているA(H1N1)pdm09の一部にIC50の著しい上昇がみられる.A(H3N2)とBでは,I C50が著しく上昇したウイルスの流行や,IC50の値に経年的な上昇傾向はみられず,耐性はみられていない.IC50値はノイラミニダーゼ阻害薬の臨床効果の評価に有用であり,サーベイランスの継続が必要であると思われる.
「KEY WORDS」インフルエンザウイルス,ノイラミニダーゼ阻害薬,50% inhibitory concentration(IC50),耐性

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

インフルエンザ2018年1月号(Vol.19 No.1)

「インフルエンザ」に関する情報を必要とするあらゆる領域の一般臨床医,基礎研究者,学生などを読者対象に,ウイルス学の最新の研究成果から,公衆衛生的見地に立った予防対策まで,インフルエンザ領域の情報を継続して提供する。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ

【座談会 ワクチン効果判定法 test-negative case-control design―地域の病院での経験】

実地医療に役立つインフルエンザトピックス