本文へ移動
M-Review

医療と哲学

第53回 臨床死生学からみる生と死の問題を取り巻く流れ

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.25 No.1 100-103, 2017
著者名
小山千加代
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
THE LUNG perspectives

死学,死生学,臨床死生学という言葉を,現代社会の人々はどれほど承知しておられるであろうか。死を研究テーマとするような学問があるのかと,多くの人は不快になり,目をそらしたくなるのが当たり前のことのように思われる。しかし,昨今は,国のあり方も国同士の関係も,社会政策のあり方も,医療制度も,そして人と人との関係も,「より良く生きること」とは反対に向かいつつあるのではないかと,憂鬱な気持ちになるほど,「ひとつの生命がその生命をまっとうすることに優しくない社会」のありようである。
一方,死という不快な言葉が用いられてはいるが,死学も死生学も臨床死生学も,限りなく「生きることに優しい」眼差しを向け続ける「学」を目指している。私はそのように理解している。死をわきまえているからこそ,生をいきいきと語ることができるとも言えよう。
本稿ではまず,生と死の問題が考えられるようになった経緯と関連学会の成立について述べる。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2017年冬号(Vol.25 No.1)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ

【特集 呼吸器在宅医療のサイエンス】

第一線で働く医師たちからのオピニオン