【特集 乳癌診療の新しい展開Ⅱ】
化学療法における新しい展開
New horizon for primary systemic chemotherapy.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.32 No.5 13-17, 2014
- 著者名
- 後藤理紗 / 有賀智之 / 黒井克昌
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 腫瘍内科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」乳癌に対する術前, 術後の全身治療は, サブタイプごとに異なる治療標的に対し特異的な治療薬を用いることが標準化しているが, 進行乳癌に対しては殺細胞性化学療法薬による治療が現在でも広く行われている. なかでも術前化学療法(primary systemic chemotherapy; PSC)は根治手術が困難な局所進行乳癌や比較的主病変の大きい乳癌に対し, 温存手術を目指す場合などに汎用される治療法である. 本稿では主にホルモン受容体(hormone receptor; HR)陽性/HER2陰性乳癌, およびトリプルネガティブ(triple negative; TN)乳癌におけるPSCを中心に, 化学療法の展開について論じる. 「I. 術前化学療法とpCRの基準」切除不能な局所進行乳癌に対しdown stageを得て手術を可能にすることを目的としたPSCは1970年代に欧米で臨床導入され, 1980年代には乳房温存率の向上を目的としても行われ始めた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
