「インフルエンザ」に関する情報を必要とするあらゆる領域の一般臨床医,基礎研究者,学生などを読者対象に,ウイルス学の最新の研究成果から,公衆衛生的見地に立った予防対策まで,インフルエンザ領域の情報を継続して提供する。
〇巻頭言
呼吸器感染症の流行を捉える意義と課題/倉井大輔
〇座談会
なぜわが国において2020 ~ 2021 年および2022 年にインフルエンザの流行がなかったのか/河岡義裕/渡邉真治/柏木征三郎
〇診断
ヒトメタニューモウイルス感染症とRS ウイルス感染症の鑑別について/高橋 洋
〇基 礎
高病原性H5N1 鳥インフルエンザウイルスの乳牛への感染/今井正樹
〇予 防
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン/菅谷憲夫
〇予 防
小児のrespiratory syncytial virus(RSV)ワクチン/中山哲夫
〇スペシャリストに聞く
これまでのキャリアと今後の展開/モイ メンリン
〇Q&A
・米国では麻疹ワクチンの接種率が低下して,小規模ながら麻疹患者が増加したという報道がありましたが,日本では接種率の低下はないのでしょうか./多屋馨子
・日本にインフルエンザの流行がなかった2021 および2022 年に流行したウイルス株を教えてください./渡邉真治
・日本では2024 年に手足口病の大きな流行がありました.現場の小児科医からは臨床像の変化があるとの声が聞かれます.エンテロウイルスの変異と臨床像の関係について教えてください/清水博之
〇感染症とともに:研究者のひとりごと
波はこうして生まれ,こうして消える-コロナ流行パターンの考察/河岡義裕
〇地域のパンデミックプランニング
番外編エッセイ
パンデミック点描─ COVID-19 パンデミックに関連して想うこと
第3 回 嗚呼! PCR…PCR 狂想曲(前半)"/西村秀一
〇INFLUENZA REPORT
"Options XII for the Control of Influenza 参加報告
(2024 年9 月29 日~ 10 月2 日開催,於:ブリスベン)"/高下恵美
〇INFLUENZA REPORT
"World Flu Day 2024 Symposium 参加報告
(2024 年11 月1 日~ 2 日開催,於:東京)"/高下恵美