臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。
■特集 自己免疫疾患の最近の話題と展望
○特集にあたって/山本一彦
○自己免疫疾患のゲノム解析/高地雄太
○膠原病と妊娠/村島温子
○自己免疫疾患におけるエフェクターT細胞と制御性T細胞/岡村僚久
○マイクロアレイを用いた自己免疫疾患の解析/倉沢隆彦 ほか
○自己免疫疾患のプロテオーム解析/加藤智啓
○自己免疫疾患の新規自己抗体:新しい筋炎特異的抗体/中嶋 蘭 ほか
○自己免疫性筋炎モデルとその治療/上阪 等
○サイトカインに対する生物学的製剤/松本 功
○細胞表面分子を標的とした生物学的製剤/栗田崇史 ほか
○細胞内分子標的薬と自己免疫/山岡邦宏 ほか
■座談会
・急性期の心不全管理:入院早期から安全にトルバプタンを使うために/佐藤直樹/加藤真帆人/鈴木 聡/末永祐哉/有田武史
・維持期を見据えた急性期でのブロナンセリンの位置づけ/新垣 元/安里尚彦/平良直樹/高橋正明
・進行期パーキンソン病治療の現状と治療戦略/上野 聡/伊東秀文/景山 卓/形岡博史/塩山実章
・プライマリケアにおけるうつ病の診断と治療/内藤 宏/宮崎 仁/木村勝智
・てんかん治療における合理的併用療法/辻 貞俊/兼本浩祐/花谷亮典/寺田清人
・うつ病治療における新規抗うつ薬(レクサプロ(R)錠)の使い方/中村 純/深堀元文/義村 勝/緒方 良/徳永雄一郎
■対談
・交感神経系を標的とした新しい高血圧治療への取組み/藤田敏郎/Suzanne Oparil
■臨床報告,研究,その他
・食後高トリグリセリド血症を合併した2型糖尿病患者に対するフェノフィブラートの有用性(研究)/池田 匡 ほか
・オキシコドン注射剤で速やかなタイトレーションを行った3症例(研究)/服部政治
・米国心臓協会年次学術集会(AHA2012)レポート
・著明な幻覚,無動に対して,ゾニサミドが有効であったパーキンソン病の1例(臨床報告)/卜蔵浩和
・胆汁排泄型選択的DPP-4阻害薬リナグリプチン:反復経口投与時の薬物動態パラメータ解析/海野由里子 ほか
・野巫医のたわごと(152)/前田貞亮
・医学会案内