2004.08.30 発売
がん患者の精神症状とその対応
編著田中 克往
臨床医学_内科系 > 精神医学
| 定価 | 2,200円(本体2,000円+税) |
|---|---|
| 発行形態 | B6判変型 / 222ページ |
| ISBN | 978-4-89600-831-9 |
おすすめポイント
私の歩んできた整形外科の途は,(中途略)場面が変わるたびに多くの出会いに恵まれた。そして,それぞれの場面で,心の問題が大切と思い起こさせる出会いがあった。そうだ,そんな内容を書けばいいのだ。 (「まえがき」より)
内容紹介
がんを告げられた日から,その人の人生はあらゆる面で大きく,時には全く変わってしまいます。仮におぼろげに予測していたとしても,「がん」というひと言は他に比べようもない衝撃となります。そのような人々の精神状態についての対応は,がん治療の先進性とは裏腹にかなり不十分と言わざるを得ません。がんという病を持つことになった人々の精神状態と,それらの人々が時として陥ってしまう精神症状や精神障害とに,十分な配慮のできる医療の分野が必要であり,重要になりつつあると言えます。このような領域に関わる精神科医療はもちろん,さらに包括的な医療についての現状を考え,今後の展開を進めたいという思いから本書の編纂を試みました。
(「まえがき」より)
目次
序 章 がんとの出会い
第一章 がんを知らされるということ
第二章 ターミナル・ケアと緩和ケアの狭間
1.がん患者の精神状態への対応
2.ターミナル・ケア
第三章 緩和医療と緩和ケア
1.緩和医療のはじまり
2.緩和医療の拡大
3.緩和ケアチームと緩和ケア室
第四章 がん患者の精神症状とその対応(1)
1.がん患者の精神状態
2.がん患者の精神症状
3.疼痛について
4.こころが通じ合うために
第五章 がん患者の精神症状とその対応(2)
1.はじめに
2.がん患者の精神症状
3.がん患者の不眠について
4.がん患者のうつ状態
5.がん患者のせん妄,ICU症候群,類似疾患としてのレム睡眠行動障害
6.がん患者への面会について
7.がん患者の不安と将来像について
8.精神症状を伴うがん患者の症例
9.まとめ
第六章 リエゾン精神医学
1.リエゾン精神医学とは何か
2.こころと身体
3.緩和ケアと入院状況でのリエゾン精神医学
4.まとめ
第七章 包括的医療を考える―内科医からの提言―
1.内科医ががん医療に対して興味を持っていることは?
2.内科医とがん患者とのコミュニケーション
3.内科治療の場所の変化が与える影響
4.内科医からみた家族のケア
5.包括的医療が行える条件の設備
第八章 がん患者の精神症状―外科医からの提言―
1.がんと診断をうけた患者が最初に遭遇する問題
2.手術に関わる問題
3.手術が与える身体的問題とそれによる精神的諸問題について
4.がん患者が共通して抱える不安について
5.幸福ということ
第九章 がん患者の精神症状―泌尿器科医からの提言―
1.泌尿器がんの特徴
2.精神症状の推移
3.症例提示
4.おわりに
第十章 がん患者の精神症状―看護師からの提言―
1.はじめに
2.がんを持って生きていくこと
3.がんと対面している人たちへの看護
4.がん患者の家族への看護
5.まとめ
第十一章 がん患者の精神症状―ケースワーカーからの提言―
1.がん患者家族へのケースワーカーの援助,その視点
2.療養過程で生じるこころの葛藤と援助
3.家族への援助
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