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スルフォラファンは,試験管内において終末糖化産物(AGE)形成を抑制する

Sulforaphane inhibits formation of advanced glycation end products in vitro

Diabetes Frontier Online 1, e1-001, 2014

「要約」慢性的な高血糖状態では,還元糖による蛋白質や脂質のアミノ基の非酵素的糖化反応が進み,循環血液中や組織で終末糖化産物(AGE)が促進的に形成,蓄積されてくる。近年,AGEの蓄積が,糖尿病の臓器合併症にかかわっていることが明らかにされてきた。本研究では,スルフォラファンの試験管内におけるAGE形成阻害作用について検討した。スルフォラファンはいずれの濃度(0-100μM)においても0~3日目までのインキュベーションでは,AGEに特異的な蛍光波長の発生に影響を及ぼさなかった。しかしながら,5日間のインキュベーションでは,いずれのスルフォラファン濃度においてもAGEに特異的な蛍光強度が低下することが観察された。さらに,ELISA法により,グリセルアルデハイドに由来するAGEを特異的に計測してみると,高濃度(25,100μM)のスルフォラファンにより濃度依存性にAGEの形成が抑えられることが見い出された。スルフォラファンは,AGEの形成を抑えることで,糖尿病の臓器合併症の発症・進展に保護的に働く可能性が考えられる。
「キーワード」AGE/RAGE/スルフォラファン/酸化ストレス/糖尿病血管障害

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抄録