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研究施設紹介

理化学研究所バイオリソースセンター細胞材料開発室

中村幸夫

再生医療 Vol.7 No.2, 73-75, 2008

「はじめに」細胞材料には大きく分けて2種類存在する. 「不死化細胞」と「未不死化細胞」とである. 「不死化細胞」はクローニングなどを経て, 「細胞株」と呼ばれることが多い. 「未不死化細胞」はプライマリー細胞あるいは初代継代培養細胞などと呼ばれる. 近年の再生医学研究の隆盛やトランスレーショナルリサーチの拡充の必要性などにより, 従来の事業の中心であった細胞株のみでなく, ヒト由来の「未不死化細胞」を提供することも, 細胞バンク事業の大きな社会的使命になっている(図1). (http://www.brc.riken.jp/lab/cell/) 一般的な細胞株材料 理化学研究所で細胞バンク事業が始まったのは1986年のことである(「理研ジーンバンク」として発足). 以後20年余り, 精力的に細胞材料の収集・保存に努め, 現在では1,300種類を超える細胞株に関して, 即時提供可能な体制を整備している(木曜日の17:00までに依頼があれば, 翌週の火曜日に発送).

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