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鏡視下手術―手術侵襲評価と周術期管理―

急性胆嚢炎手術の侵襲評価と周術期管理

菊永裕行森末淳藤田晃司森克昭冠城拓示大城清彦村井隆三林篤金森英彬三浦弘志熊井浩一郎

Surgery Frontier Vol.15 No.1, 52-60, 2008

「Summary」急性胆嚢炎(acute cholecystitis)は炎症の原因となる胆嚢を摘出することで状態の改善が得られる疾患であり, 原因を外科的に速やかに取り除くことが望ましい. 腹腔鏡下胆嚢摘出術Lap-Cを選択することで, 手術侵襲を可及的に軽減できると考えられる. 急性胆嚢炎に対するLap-Cは発症後の時間と患者の全身状態から適応を決定しなければならないが, 手術侵襲を軽減できれば, 周術期管理も容易になる. そのためにできる限り早期に診断をつけ, 手術までの時間を短縮することが重要である. 「はじめに」急性胆嚢炎手術は発症早期の繊維性癒着のない時期に施行すれば, 腹腔鏡下の手術が選択でき, 術後侵襲も小さく周術期管理も容易になる. しかし, 診断までに2週間以上を要した症例では, 胆嚢も緊満し鏡視下手術用の鉗子では把持不能な状態であることが多い上に, 胆嚢周囲に膿瘍形成や肝十二指腸靭帯の浮腫が線維性の変化をきたし, 腹腔鏡下胆嚢摘出術(laparoscopic cholecystectomy:Lap-C)の適応は低くなる.

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