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DIC―新しい診断基準とトピックス―

Ⅰ.新しい診断基準 「切迫DICを含む感染症のDIC診断基準」の目的と有用性

和田英夫

Surgery Frontier Vol.14 No.3, 15-20, 2007

DICは種々の原因による広範な血管内凝固亢進を特徴とし, 細小血管に微小血栓形成や内皮細胞障害が起こり, 極めて重症になると臓器障害を来たす. フィブリン関連産物の生成と, これを反映した炎症性(血管内皮細胞障害性)あるいは非炎症性の止血障害を特徴とし, overt-DIC(非代償性DIC)とnon-overt-DICの2つに分けられる. 国内のアンケート調査や最近の敗血症/DICに対する第III相臨床試験では, 感染症によるDICの頻度は多く, さらに予後が悪いことから, 感染症DlCの早期診断基準の作成が求められている. これまでのDIC診断基準に用いられている一般凝固検査は, DICの早期診断には感度が低いため, 止血系分子マーカーを用いてDIC発症前(切迫DIC)の止血異常を診断することを目的とする. 具体的には, 多数の感染症DIC例を登録し, プロスペクティプに止血系分子マーカーを解析し, 適当な検査項目ならびにカットオフ値を決定する.

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