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動脈硬化の危険因子―治療基準と方法―

脂質異常症に対する薬物治療

(動脈硬化予防のために)

鬼柳尚代田浩之

The Lipid Vol.19 No.2, 72-79, 2008

[Summary]日本人は冠動脈疾患(CAD)の発症や死亡が欧米と比較して少ない民族とされてきたが, 欧米と同様, わが国においてもLDL-コレステロール(LDL-C)値の上昇とともにCADの相対リスクが連続的に増加することが確認されており, 生活習慣の欧米化に伴う脂質異常症の増加によって, わが国でもCADの発症率・死亡率が増加してくる可能性が示唆されている. 冠動脈疾患患者に対するスタチンをはじめとした薬剤による積極的な脂質低下療法のエビデンスが相次いでなされており, これらを元に, 動脈硬化性疾患予防を目指した脂質異常症の薬物治療について概説する. はじめに 最近の日本人の死因統計では, 心疾患16%, 脳血管障害12%であり, 両者をあわせた動脈硬化性疾患による死亡は, 第1位である悪性新生物の約30%にほぼ匹敵する. 従来, 日本人は冠動脈疾患(coronary artery disease:CAD)の発症や死亡が欧米と比較して少ない民族とされてきた.

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