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肥満モデル動物 レプチン過剰発現トランスジェニックマウス

小川佳宏

The Lipid Vol.17 No.1, 4-10, 2006

レプチンは, 遺伝性肥満ob/obマウスの肥満の病因遺伝子として単離同定された代表的なアディポサイトカインであり, 主に視床下部を介して強力な摂食量と体重増加の抑制をもたらし, 肥満や体重増加の制御に関与することが知られている. このほかにもレプチンは神経内分泌調節作用, 血管新生促進作用, 免疫機能調節作用などを有することが証明されており, エネルギー代謝状態と多彩な生体現象をリンクするメディエーターとされている. 大部分の肥満者や肥満モデル動物では脂肪組織におけるレプチン産生と血中レプチン濃度は体脂肪量に比例して増加することが知られており, レプチンは体脂肪量を反映する優れた化学的指標として使用されている. 以上のように, 血中レプチン濃度の上昇にもかかわらず肥満が持続するため, レプチン抵抗性の状態と推定されているが, 逆に高レプチン血症が肥満関連代謝疾患の発症に関与する可能性もある.

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