新刊
                 
 
                美容皮膚科講義
              
 Paper No.2 血液ベースのエピゲノムワイド関連研究とアルコール消費の予測
                  掲載誌
                
 
                  Bella Pelle
                  Vol.10 No.3 67,
                  
                    2025
                  
 
                    著者名
                  
  
                          山田 秀和
                        / 
                          根本 美穂
                        / 
                          松本 彩希
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          連載
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          アンチエイジング
                        / 
                          その他
                        
                    診療科目
                  
  
                          皮膚科
                        / 
                          美容皮膚科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      Bella Pelle
                    
 
                    Key Words
                  
  
                          アルコール
                        / 
                          DNAメチル化
                        / 
                          エピジェネティックスコア
                        
アルコール摂取は,心血管疾患,がんなどのさまざまな疾患の重要なリスク因子である.自己申告で評価された飲酒量は,記憶バイアスによる測定誤差が生じる可能性がある.他の環境要因や生活習慣要因と同様に,アルコール摂取はエピゲノム,とくに血液ベースのDNAメチル化(DNAm)と関連していることがわかっている.DNAmは,エピジェネティックのサインであり,シトシン-リン酸-グアニン(CpG)サイトで発生することが多い.複雑な形質のDNAmベースの予測は近年注目を集めている.血液のDNAmなどの分子データを使用して,CpGサイトからの情報を組み込むことで,アルコール消費のより客観的な測定値を得ることができる.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。