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糖尿病の初期治療

総論:2型糖尿病の自然史と治療

伊藤千賀子

Diabetes Frontier Vol.17 No.6, 732-735, 2006

「はじめに」2型糖尿病は遺伝的素因のもとに環境因子が大きく関与して発症すると考えられ, Life styleの急激な変化が糖尿病の増加を招いていることは明らかである. 2型糖尿病の成因はインスリン抵抗性の増大とインスリン分泌低下と考えられており, 糖尿病は発症後間もない早期糖尿病の時期では高血糖の持続期間も短いことから, この時期に適切な管理を行えば, インスリン抵抗性が改善された状態を長期に継続させインスリン分泌低下を防ぐことが可能と考えられる. これらは実際に臨床上しばしば経験するところでもある. 適切な管理によって血糖値は低下して耐糖能も改善し, 場合によってはほぼ正常近くとなることもある. しかし, 自覚症状も乏しいことから耐糖能が改善するとともに生活習慣も以前の悪い状態に逆戻りして再び高血糖をきたす場合が多い. ここでは2型糖尿病の経過についてデータを示しながら述べる.

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