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眼と内科疾患

糖尿病と眼

高木均

Pharma Medica Vol.26 No.9, 25-29, 2008

「I. 糖尿病による眼合併症」糖尿病になると, すくには大きな変化はみられないが, 長期的にはさまざまな眼疾患に罹患することになる. 前眼部からあげると, 眼球運動障害, 角膜症, 虹彩炎, 白内障, 緑内障, 網膜症などである. このなかでも失明につながる最も重篤かつ頻度の高い網膜症について, 本稿では解説する. 「II. 糖尿病性網膜症の病期」糖尿病性網膜症は, 大まかに分類すると, 病状の進行状態(病期)によって次の3段階に大別される. 第1段階:単純網膜症 第2段階:前増殖網膜症 第3段階:増殖網膜症 最初の単純網膜症では, 網膜中の毛細血管壁が脆弱化してきて, 血液の成分が血管の外に漏れ出したり, 毛細血管瘤がでるために, 点状や斑状の出血, 浮腫, 白斑がみられたりする. この時期には病気が網膜内にとどまっており, 自覚症状もない. また, 糖尿病の基本的な治療を適切に行っていれば, この段階で病気の進行をくい止めたり, 改善したりすることか可能である.

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