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不整脈治療の最新動向―薬物療法か非薬物療法か―

心房細動

三田村秀雄

Pharma Medica Vol.25 No.5, 23-27, 2007

「はじめに」心房細動の治療を考える際には, まずは. 可能なかぎり, そのupstreamにある病態の改善に努め, それに限界のあるときにdownstream治療を検討する. 最近発表されたJ-RHYTHMの結果は, このdownstream治療においても, 心房細動が発作性で自然停止するタイプなのか, 持続するタイプかによって 異なる対応をとるべきことを示している. 特に発作性の場合には, 最近ではカテーテルアブレーションによる肺静脈左房間の電気的隔離が注目を集めている. また持続性心房細動では, 持続の長さが重要となり, リモデリングを意識した対応に迫られる. 洞調律に復帰させる努力の一方で, 可及的処置として心室レートのコントロールがあり1), また患者にとって最も切実な問題である脳梗塞予防のための抗凝固療法がある2). 本稿では特に議論の多いリズムコントロールに焦点を絞り, 話を進める. 「I. 発作性心房細動に対する抗不整脈薬治療」考え方の基本は, 古今東西を問わず, 安全性である(safety-based approach). 欧米のガイドラインはそのコンセプトに基づき, 器質的心疾患がないかわずかである例, 高血圧例, 冠動脈疾患例, そして心不全例の4つの背景基質に応じた薬剤選択を勧めている(図1)3).

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