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PETでどこまで診断,評価できるか

PETの現状 脳神経領域への応用

田中真希子奥直彦畑澤順

Pharma Medica Vol.24 No.10, 13-15, 2006

はじめに 脳は血流によって運ばれたブドウ糖や酸素を大量に消費している. 脳の血流やエネルギー代謝は, 活動が低下した部位では低くなるため, 酸素やブドウ糖代謝をみることによって, 脳機能の局所異常を判定できる. PET検査は, 脳血管疾患, てんかん, アルツハイマー型認知症(AD), パーキンソニズム疾患, 脳腫瘍の悪性度診断, 脳血管障害の治療の評価, また脳腫瘍の再発と放射線壊死などの鑑別などに有効である. ここでは, すでに臨床で広くPET検査が用いられている3疾患に焦点を当て述べることにする. I, 慢性期虚血性脳血管障害 頭蓋内外の脳主幹動脈の高度狭窄や閉塞は脳卒中の診療でしばしば遭遇する. これらは無症候で偶然みつかる場合や, 症候性でも一過性脳虚血発作など比較的軽症の場合がある. しかし無症候の場合であっても, 閉塞性病変の部位や程度, 側副血行路の発達の程度などが個々に異なるため, 患者の脳循環動態は一様ではない.

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