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【基礎・基盤研究】中枢神経系の再生医学:霊長類モデルと幹細胞治療の開発
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- 掲載誌
- 再生医療 Vol.11 No.1 63-68, 2012
- 著者名
- 岡野 栄之
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患 / 再生医療
- 診療科目
- 脳神経外科
- 媒体
- 再生医療
【はじめに】 再生医療研究における基礎・基盤研究のミッションとして, ・再生医療に用いる細胞の開発 ・再生医療における細胞・薬剤の投与方法と治療方法・治療効果判定法の開発 ・疾患を忠実に反映するモデル動物の開発の3点が重要であると考える(表). ことに中枢神経系は, 種差が大きいことを考慮した基礎研究, 前臨床系の開発が必須となる. これらの点を鑑みて, 我々は, これまで中枢神経系の幹細胞生物学の発展と再生医療の実現化を目指して, 多角的な研究を推進してきた. また, 体性幹細胞, ES細胞およびiPS細胞技術を用いた脊髄損傷の幹細胞治療の開発を進めてきた. 今後は, これまで明らかにしてきた神経幹細胞に関する知見をさらに発展・完成させるとともに, それらの統合的理解と再生医学への応用促進を目指してより幅の広い研究を展開することにより, 前臨床研究の基盤を構築し, 実際の臨床応用へとつなげていきたいと考える. 種間で著しく構造と機能の異なる中枢神経系の再生医療の開発を進める上で, ヒトに近いサルを用いた前臨床研究モデルを新規に作成し, それを用いた病態と幹細胞を幹細胞治療が必須となるのは明白である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
