大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を読者対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報の発信を目的とした雑誌です。診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。
State of the art 癌幹細胞研究の最前線
○画像診断との対比で学ぶ大腸疾患アトラス
有茎性頭部浸潤と茎浸潤/pT1癌の浸潤距離/桑原洋紀 ほか
○Round Table Discussion
術後補助化学療法の最新データを読み解く/(司会)島田安博/(出席者)濱田哲弥/石黒めぐみ/山﨑健太郎
○State of the art 癌幹細胞研究の最前線
・特集にあたって/森 正樹
・幹細胞に着目した新薬の可能性/島田 周 ほか
・幹細胞イメージング/矢内洋次 ほか
・癌幹細胞の浸潤転移制御における代謝の役割/今野雅允 ほか
・がん細胞におけるエピゲノム制御とがん幹細胞モデルの作製/柴田博史 ほか
○Catch Up 分子生物学
・腸内細菌叢と大腸癌の関連について/玉井晧己 ほか
・転写因子NF-κBの大腸癌治療への応用/大澤日出樹 ほか
○大腸癌の内視鏡Up-to-date
CT colonographyを用いた大腸がん検診/三宅基隆
○Q&A レジデントのための診療のEssence
・直腸癌術後の排尿障害は,どのような機序で起こるのですか?どのような治療法がありますか?/道面尚久
○大腸癌化学療法のトピックス
ASCO 2015におけるトピックス/馬場英司
○シリーズ企画|大腸がん化学療法における経口剤のマネジメント[提供:大鵬薬品工業株式会社]
第2回 大腸がんにおける経口抗がん剤の副作用マネジメント
~①消化器毒性(悪心・嘔吐,下痢,食欲不振)~/結城敏志