大腸癌の診断・治療に携わる外科・内科・内視鏡・放射線・病理等の医師を対象とし,大腸癌を外科医や内科医のみの視点でなく,総合的な観点から検討された情報を発信し,診断や治療の進歩のみならず,分子生物学,遺伝子,病理,などを含めて,基礎研究から臨床への橋渡しを行い,さらには,海外の基礎研究・臨床のトピックスを同時並行的に伝えるべく,国際的な視点をもった雑誌を目指しています。
■特集 大腸癌の組織発生・発育進展を再考する
SPECIAL ISSUES
○特集にあたって/田中信治
○総論/田形倫子 ほか
○Adenoma-carcinoma sequenceとde novo発癌の病理と臨床/斉藤裕輔 ほか
○大腸鋸歯状病変の臨床病理および分子異常―鋸歯状経路の意義―/菅井 有 ほか
○SSA/Pの形態的定義と癌化/八尾隆史 ほか
○≪特別寄稿≫SSA/Pの内視鏡的特徴/佐野 亙 ほか
○炎症性発癌の病態と臨床/小澤毅士 ほか
○≪特別寄稿≫潰瘍性大腸炎関連大腸癌の内視鏡的特徴/岩男 泰
○平坦・陥凹型早期大腸癌/工藤進英 ほか
○側方発育型腫瘍(laterally spreading tumor:LST)の病態と臨床/岡 志郎 ほか
○小さな進行大腸癌における臨床病理学的特徴/山野泰穂 ほか
○種々のポリポーシスの癌化と臨床/前畠裕司 ほか
連載
○症例で学ぶ大腸癌顕微鏡アトラス
鋸歯状腺腫/林 奈那 ほか
○大腸癌の分子生物学
腸管上皮の長期培養系の確立/藤井正幸 ほか
○FCC SPECIAL INTERVIEW この人に聞く!大腸癌最前線
吉田茂昭/藤盛孝博
○Q&Aで綴るレジデント・ノート
・平成24年4月から高額療養費制度が変わり,外来での一時負担も少なくて済むようになったと聞きました。どのように制度が変わったのでしょうか。必要な手続きは?/高田由香
・肺転移に対する「定位放射線治療」の適応,効果について教えてください。/唐澤克之