外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。
■特集 がん関連データベース,その特徴と今後の展開
○特集によせて/後藤満一 ほか
1.NCD登録データから把握できる消化器がんの外科治療成績/後藤満一 ほか
2.NCD登録データを利用した消化器外科専門医制度の構築/今野弘之 ほか
3.地域がん登録・院内がん登録の今後の展開/祖父江友孝
4.臓器がん登録の今後の展開/固武健二郎 ほか
5.がん登録を指標とした「がん診療ガイドライン」の普及と評価を目指して/平田公一 ほか
6.NCDにおける今後の展望:日本再生を支えるプラットフォーム/宮田裕章 ほか
連載
◎What's New in SURGERY FRONTIER
第75回 最新の脂肪酸バイオロジー研究
1.ω3/ω6系脂肪酸バランスと炎症の制御/有田 誠
2.飽和脂肪酸による炎症・ストレス応答とインスリン抵抗性/河野 望 ほか
3.脂肪酸合成転写因子SREBP-1cと生活習慣病/島野 仁
4.脂肪組織炎症/水口 徹 ほか
◎実験講座
145.stereotaxic injectionの手法と応用/冨川(市川)直樹 ほか
146.Kaedeマウスを用いた免疫細胞の追跡法/椛島健治
◎腫瘍をめぐるQ&A
49.レスベラトロールの真実:miRNA制御による抗癌作用/萩原啓太郎 ほか
50.T細胞依存性癌免疫制御の機構/和田 尚 ほか
51.大腸上皮幹細胞と発癌/藤井正幸 ほか
◎What's New in protease inhibitor
DIC治療における合成プロテアーゼインヒビターの意義/高橋芳右