外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。
■特集 悪性腫瘍に対する熱凝固療法の適応と限界
特集によせて 熱凝固療法―歴史,種類,適用―/平田公一 ほか
I.RFA
1.乳癌に対する熱凝固療法の適応と限界―RFAを中心に―/木下貴之
2.甲状腺腫瘍/福成信博
3.肺癌/児玉大志
4.肝細胞癌/椎名秀一朗
5.転移性肝癌/南 康範 ほか
6.腎臓癌/金澤 右
7.骨腫瘍に対するRFA/谷川 昇 ほか
II.MCT
1.肝細胞癌に対する熱凝固療法の適応と限界/才津秀樹 ほか
2.転移性肝癌の局所凝固療法―手術的なマイクロ波・ラジオ波凝固療法を中心に―/別府 透 ほか
◎What's New in SURGERY FRONTIER
第70回 臓器機能代替と細胞移植
1.膵島移植の現況と展望/穴澤貴行 ほか
2.遺伝子導入による膵内分泌細胞の分化誘導と再生医療/宮崎早月 ほか
3.マウスを用いたヒト肝臓モデル/末水洋志
4.障害肝と肝細胞移植/中村幸雄 ほか
◎実験講座
135.低酸素低栄養培養法/江角浩安
136.microRNAの発現解析法/間野博行
137.microRNAによる細胞増殖・機能制御/中釜 斉
◎栄養のKEY NOTE
脂質代謝
・脂質の概念と分類/小林哲幸
・脂質の代謝と生体内での役割/小林哲幸
◎腫瘍をめぐるQ&A
34.CD44発現と治療抵抗性について教えてください/永野 修
35.CD13発現と活性酸素について教えてください/加納義浩 ほか
36.制御性T細胞について教えてください/藤原進一 ほか
◎What's New in protease inhibitor
DICの臨床とプロテアーゼインヒビター/朝倉英策