内容紹介
脳の基礎研究と臨床の現場の橋渡しを目指す学術誌。神経生物学をバックボーンとして,脳の老化をはじめ正常な脳のメカニズムから遺伝の問題など,脳に関する情報をビジュアル化して解説。脳研究者はもとより脳の専門家以外の方々にも分かりやすい誌面構成。
目次
■特集 レヴィ小体をめぐって
○特集にあたって/中野今治
1.αシヌクレインリン酸化と神経細胞死/宮下惇嗣 ほか
2.αシヌクレイン遺伝子重複とパーキンソン病/西岡健弥 ほか
3.αシヌクレイン過剰発現によるパーキンソン病動物モデルと遺伝子治療/由井進太郎 ほか
4.レヴィ小体の構造と構成成分/若林孝一
5.変異プレセニリン1とレヴィ小体/石川 厚 ほか
6.非シヌクレイノパチーにみられるシヌクレイン封入体/山崎峰雄
7.末梢神経のレヴィ小体/池村雅子 ほか
8.認知症を伴うパーキンソン病とレヴィ小体型認知症の異同について/森 秀生
9.レヴィ小体とパーキンソン病,認知症を伴うパーキンソン病およびレヴィ小体型認知症の病理/大浜栄作 ほか
■連載
○What can we see in a single picture?―1枚の写真から
一酸化炭素中毒の脳/若林孝一
○内科医のための脳疾患講座
ボツリヌス療法/目崎高広
○神経内科の文学散歩
カニンガムの『めぐりあう時間たち』―奪い返した時間/岩田 誠
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