臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。
■特集 緩和医療:現状と課題
○特集にあたって/東口高志
○わが国における緩和医療の歴史/柏木哲夫
○社会のニーズからみた緩和医療の現況と課題/山下公太郎
○緩和ケア病棟の現状と課題/伊藤彰博 ほか
○緩和ケアチームの現状と課題/橋爪隆弘
○在宅緩和ケアの現状と課題/長尾和宏
○緩和ケアにおける地域連携の現状と将来/川村和美
○医師からみたわが国の緩和医療の現況と課題/細川豊史
○薬剤師からみた緩和医療の現況と課題/加賀谷 肇
○診療報酬からみた緩和医療の将来構想/前田彰久
■座談会
・パーキンソン病 最新の治療/東 靖人/柏原健一/伊東秀文/波田野 琢
・地域で活躍する糖尿病の病診連携と新規治療薬の展開/恩地森一/宮岡弘明/戎井 理/酒井武則/南 尚佳
・抗うつ薬の治療継続を考える/木下利彦/木村慶男/高橋 励/釘抜利明/加藤正樹
・パーキンソン病における夜間・早朝の問題点について/藤本健一/野村哲志/村田美穂/Heinz Reichmann
・末梢動脈疾患を考える/横井宏佳/藤本良士/菅 朗/三宅育代/中村俊香/高野健太郎
・パーキンソン病の病態理解に基づく薬物治療の実践に向けて:非ドパミン系薬の位置づけと使い方/佐古田三郎/木村文治/杉野正一/深田 慶/望月秀樹
・Total Vascular Controlを考える/堀内正嗣/Theodore W.Kurtz/光山勝慶/野出孝一
・“長期的視野”を重視した小児てんかん治療:小児患者と家族のQOLを考える/山形崇倫/新島新一/兼本浩祐/久保田英幹
■対談
・脳卒中治療最前線/星野晴彦/入江伸介
・COPD患者におけるデバイス選択の新たな視点/東田有智/David Price
・Young Investigator's Interview(4)多発性硬化症と腸管免疫/吉良潤一/木下 允
・新規抗凝固薬の適正使用/山下武志/赤尾昌治
■研究,臨床報告,抄録,その他
・パーキンソン病60例に対するゾニサミドの臨床効果(研究)/形岡博史 ほか
・眼科プライマリケア診療におけるアレルギー迅速検査キット「イムノキャップ ラピッド」のスギ花粉症好発期以降の有用性の検討/赤座英里子
・国際学会印象記:AHA Scientific Sessions 2012/筒井裕之/室原豊明/佐田政隆
・人工股関節全置換術(THA:Total Hip Arthroplasty)の術後疼痛に対するセレコキシブの有用性/園畑素樹 ほか
・ゾニサミドの早期導入によりパーキンソン症状の良好なコントロールを得た1例(臨床報告)/尾柳知佐子
・第7回小胞体ストレス研究会(抄録)
・野巫医のたわごと(153)/前田貞亮
・文学にみる病いと老い(73)/長井苑子/泉 孝英
・医学会案内