内容紹介
感染症への対応・研究は臨床(家)に始まり臨床に終わる。・・・優れた臨床家の眼がこれまで数多くの問題を見い出しその解決に貢献してきた。また,基礎医学の成果は臨床微生物学に繁栄され,臨床検査医学,診断学の発展に結びつくことが大切である。
本書は臨床家にとって重要な情報が,ウイルス感染症を中心にまとめられている。
目次
・臨床家が感染症対策をリードする
・人とウイルスの係わり合いの歴史
・新しいウイルスはどこからやってくるのか
・医療の安全性確保におけるウイルスの形態・構造と生物学的,診断的意義
・ウイルスの分子生物学
・ウイルスの感染様式
・ウイルスの病原性と弱毒化
・血液の安全性確保
・臨床に必要な滅菌,消毒法
・ウイルスワクチン
・診療科別にみたウイルス感染症
・ウイルス感染症の診断の基本
・抗ウイルス化学療法
・プリオン病
・安全な血液(または血液成分)の確保への努力