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2026.09.28 発売

骨粗鬆症患者のリハビリテーション実践マニュアル

定価 3,850円(本体3,500円+税)
発行形態 A4判変型 / 162ページ
ISBN 978-4-7792-2979-4
3,850 (税込)
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おすすめポイント
骨粗鬆症のリハビリを体系的に学べる実践書。総説・エビデンス・実例のわかりやすい解説と豊富な図表で臨床に直結。多職種や学生に最適の一冊。
内容紹介

2022 年度診療報酬改定では,大腿骨近位部骨折患者に対する早期手術および骨折予防介入が新たに評価され,多くの医療機関においてエビデンスに基づいた質の高い診療体制が推進されるようになりました。なかでも「二次性骨折予防継続管理料」は,骨粗鬆症治療の開始と継続を促進する大きな契機となっています。一方で,脆弱性骨折の再発を防ぐためには,薬物療法だけでは十分でなく,術後の適切なリハビリテーションによる身体機能の回復,さらに転倒予防への継続的な取り組みは,二次性骨折予防を支える重要な柱です。

骨格は身体を支える運動器としての役割に加え,脳,肺,心臓などの重要臓器を外力から保護するという生命維持に不可欠な機能を担っています。そのため,骨は十分な強度を備える必要があり,骨組織は力学的負荷を感知しながら,骨形成と骨吸収のバランスを調節し,その構造と機能を絶えず変化させています。すなわち,骨は「動くことで強くなる組織」であり,運動や身体活動は骨の健康を維持するための本質的な要素といえます。

ライフステージごとにみると,小児期には著しい骨格の成長と骨量の蓄積が進み,最大骨量の獲得へとつながります。成人期には適切な運動負荷が骨量の維持に寄与し,女性では閉経に伴うエストロゲンの低下によって急速な骨量減少が生じます。さらに高齢期には,骨量減少に加えて筋力やバランス能力,認知機能などの加齢性変化が重なり,転倒リスクが増大します。その結果,日常生活における軽微な外傷であっても脆弱性骨折を生じ,自立した生活や移動能力を失う大きな要因となります。

本マニュアルは,骨粗鬆症および脆弱性骨折に対する実践的なリハビリテーションを体系的に学ぶことを目的として企画・編集されました。成長期から高齢期までのライフステージを通して,骨の健康を支える運動療法,身体機能評価,転倒予防,多職種連携などについて,それぞれの分野で豊富な経験を有する先生方に最新の知見と実践に基づいてご執筆いただいています。

本書が,骨粗鬆症診療に携わる医師,看護師,理学療法士,作業療法士をはじめ,多職種の医療従事者に広く活用され,骨粗鬆症患者および脆弱性骨折患者の機能回復と二次性骨折予防に寄与する一冊となることを心より願っています。

(山本智章「序」より)

 

目次

第 1 章 高齢者リハビリテーションの基本と注意点

1 高齢者の活動の特性とトレーニングの基本

2 骨粗鬆症に併存する生活習慣病やがんに対する身体活動や運動の影響(リハビリテーションの効果)


第 2 章 閉経前の骨密度維持と増加のための運動療法

1 閉経前の骨密度に対する身体活動や運動の影響

2 骨密度増加のための運動療法のエビデンス

3 運動とリハビリテーションの進め方・実践例


第 3 章 閉経後の骨密度維持と増加のための運動療法

1 閉経後の骨密度に対する身体活動や運動の影響

2 骨密度増加のための運動療法のエビデンス

3 リハビリテーションの進め方・実践例


第 4 章 地域高齢者の転倒・骨折予防

1 地域高齢者の転倒・骨折の疫学と転倒の要因

2 地域高齢者に対する転倒予防介入のエビデンス

3 地域高齢者に対する転倒・骨折予防の実践例


第 5 章 病院・施設内転倒予防

1 病院・施設内転倒の実態

2 病院・施設内転倒予防介入のエビデンス

3 病院・施設内転倒予防のための実践例


第 6章 地域・介護リハビリテーション

1 地域・介護領域でのリハビリテーションの種類と内容

2 ケアマネジメントとリハビリテーションの実践例

3 訪問型サービスでのリハビリテーションの実際

4 短期集中型予防サービス─サービス・活動Cにおける骨粗鬆症患者の支援の実際


第 7章 椎体骨折患者のリハビリテーション

1 椎体骨折の病態

2 椎体骨折のリハビリテーションのエビデンス

3 椎体骨折に対するリハビリテーション治療の実際


第 8 章 脊柱後弯・後弯予防のリハビリテーション

1 脊柱後弯の病態

2 脊柱後弯に対するリハビリテーションのエビデンス

3 脊柱後弯に対するリハビリテーション治療の実践例


第 9 章 大腿骨近位部骨折患者のリハビリテーション

1 大腿骨近位部骨折の病態と治療

2 大腿骨近位部骨折患者に対するリハビリテーションのエビデンス

3 大腿骨近位部骨折に対するリハビリテーションの実践例


第 10章 FLS における多職種リハビリテーション

1 FLS について

2 FLS における多職種リハビリテーションの概要

3 FLS におけるリハビリテーションと摂食嚥下障害への対応の実践例

4 FLS におけるリハビリテーションと口腔ケアの実践例

5 FLS におけるリハビリテーションと薬剤師の関わりの実践例


第 11 章 骨粗鬆症治療におけるロコモ・フレイル・サルコペニアの対策

1 骨粗鬆症治療におけるロコモ・フレイル・サルコペニアの実態

2 ロコモ・フレイル・サルコペニア予防のエビデンス

3 地域におけるロコモ・フレイル・サルコペニア対策の実践例

4 病院内におけるロコモ・フレイル・サルコペニア対策の実践例


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