書籍
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2021.05.07 発売

愁訴から考える皮膚疾患診断ベストプラクティス

定価 4,400円(本体4,000円+税)
発行形態 B5判変型 / 204ページ
ISBN 978-4-7792-2594-9
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おすすめポイント
「患者さんの愁訴」から皮膚疾患を読み解くための一冊。症例写真も多数掲載!
内容紹介

皮膚科を受診する患者さんはさまざまな愁訴を抱えて外来のドアをノックする。特に初診患者さんの場合は自分が一番悩んでいるポイントを自分のことばで医師に投げかける。たとえば「ニキビが治らないんです」という愁訴の場合、患者さんはもちろん「尋常性痤瘡」とはいわずに「ニキビ」というありふれた用語を用いるので、その用語の意味するところを把握する必要がある。次のステップとして愁訴となった皮膚疾患が「ニキビ」かどうかは医師が診断するまでは白紙であるべきである。顔面に発疹があればすべて「ニキビ」という患者さんもいるし、全く別の皮膚疾患(酒皶や結節性硬化症の顔面血管線維腫)を「ニキビ」と思っているかもしれない。従って初診医は「面皰がある」「脂腺性毛包がある好発部位である」などの専門知識を駆使して発疹を読み臨床診断を下す必要がある。この段階で患者さんの愁訴を鵜呑みにすることで誤診や不適切な治療に陥ることもある。正しい臨床診断の上に、はじめて標準治療や多彩な治療選択オプションが生まれるのである。

本書では日常診療の中で患者さんが語るありふれた愁訴を40件ほど選び、どのようなアルゴリズムで皮膚科学の知識を活かしながら正しい診断に至るべきかという視点でエキスパートの先生方に書き下ろしていただいた。患者さんのことばはきわめて即物的ではあるが解釈が難しいこともある。そのような愁訴の中から重要な情報を選別し、発疹や臨床像と照合しながら正しい診断に至る作業は、平易なように見えながら実はかなりの経験を要するものである。

是非、本書でバーチャルクリニックでの名医の診断過程をひもときながらリアルワールドにおけるありふれた皮膚疾患に対する実践的なスキルを涵養し、明日からの日常診療に大いにお役立ていただければ編集者として本望である。


(宮地良樹「序文」より)

目次

1 フケが増えた/遠藤幸紀

2 皮膚がかさつく/安部正敏

3 じんましんが治らない/森田栄伸

4 何もないのにかゆい/佐藤貴浩

5 陰嚢がかゆい/宮地良樹

6 アトピー性皮膚炎といわれた/本田哲也

7 手湿疹が治らない/伊藤明子

8 皮膚の色が抜けた/谷岡未樹

9 顔のシミが気になる/宮田成章

10 シワを治したい/岩城佳津美

11 傷跡が赤く盛り上がる/小川 令

12 こどもに水いぼができた/馬場直子

13 足の裏のいぼが痛い/三石 剛

14 爪が痛くて歩けない/齋藤昌孝

15 足の爪が濁ってきた/常深祐一郎

16 水虫かと思って市販薬を塗っても治らない/原田和俊

17 ニキビが治らない/林 伸和

18 毛が抜けた/乾 重樹

19 皮膚がえぐれる/前川武雄

20 足の裏のほくろがどんどん大きくなる/大塚篤司

21 できものが盛り上がる/田村敦志

22 黒いできもの/門野岳史

23 黄色いできもの/岡田悦子

24 できものが赤くなって腫れてきた/中川浩一

25 口の中にしょっちゅうアフタができる/岩田洋平

26 口の中がただれる/中井浩三,鶴田大輔

27 水ぶくれができた/山本剛伸

28 指がこわばる/茂木精一郎

29 口が渇く/壽 順久

30 熱が出て発疹が出てきた/清島真理子

31 痛みのある発疹が出てきた/渡辺大輔

32 日に当たると悪くなる/川田 暁

33 下口唇が腫れる/上出良一

34 皮膚に膿ができた/杉浦一充

35 性交渉の後、病気になったか心配/松尾光馬

36 ひどい汗かき/横関博雄

37 下肢が赤く腫れて痛い/是枝 哲

38 からだ中にかゆいブツブツ/夏秋 優

39 紫斑/出光俊郎

40 糖尿病で出やすい皮膚病 糖尿病のコントロールで良くなる?/中西健史

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