内容紹介
本書は2年ごとに編者の視点から皮膚科領域における“WHAT'S NEW”を抽出し,専門家にコンパクトな解説をお願いしたものである。各項目は2読み切りとし,冒頭に「何が新しい点なのか」を明記していただいたあと,簡潔に最近の進歩の解説を「エッセンス」としてお願いした。さらに,「なぜこの新知見が臨床的に重要なのか」を最後にまとめていただいた。文献も列挙していただいたので,詳細を知りたければ原典にあたることも可能なように工夫してある。
(宮地良樹「序文」より抜粋)
目次
WHAT'S NEW in 基礎皮膚科学
1.自己炎症性皮膚疾患とは
2.皮膚疾患と自然免疫
3.皮膚疾患と制御性T細胞
4.新しい水疱性類天疱瘡モデル
5.ケラチン病:最近の進歩
6.EBウイルスと皮膚疾患
7.人工皮膚:最近の進歩
8.ケミカルピーリングによる角化の正常化
WHAT'S NEW in 臨床皮膚科学
○ 湿疹・皮膚炎群
/1.アトピー性皮膚炎UPDATE /2.接触皮膚炎UPDATE
○ 蕁麻疹
/1.蕁麻疹ガイドラインに登場する抗ヒスタミン薬以外の治療薬 /2.接触蕁麻疹症候