書籍
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2006.07.20 発売
酸素療法ガイドライン
定価 3,850円(本体3,500円+税)
発行形態 A4判 / 108ページ
ISBN 978-4-7792-0003-8
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3,850 (税込)
内容紹介

これまでにも,1984年に日本胸部疾患学会(現日本呼吸器学会)肺生理専門委員会が「在宅酸素療法ガイドライン」,1996年には厚生省特定疾患「呼吸不全」調査研究班が「呼吸不全:診断と治療のためのガイドライン」を刊行しています。


今回の「酸素療法ガイドライン」では,その後の10数年の進歩を取り入れるとともに,療法と呼吸不全の基礎知識から,具体的な機器の適応と,使用法,安全管理,モニター法の理論と使用法,さらには社会保障制度などについて最新の情報を提供しています。日本呼吸器学会と日本呼吸管理学会が2年の期間を費やして完成した本ガイドラインが日常診療の一助となり,呼吸不全患者の診療に役立てば両学会関係者一同の望外の喜びとするとこころであります。

目次

第 I 章 酸素療法について

 A.酸素療法とは

 /1.酸素療法とは /2.ヘモグロビン酸素解離曲線 /3.酸素瀑布―大気中から組織・細胞までの酸素分圧の変化― /4.動脈血の酸素含量と酸素の輸送

 B.呼吸不全

 /1.定義・分類 /2.病態生理 /3.基礎疾患 /4.臨床症状・身体所見 /5.呼吸不全の診断


第 II 章 急性心不全への対応方法

 1 はじめに

 2 適応

 3 目標

 4 初期酸素投与の実際

 5 モニタリング


第 III 章 慢性呼吸不全への対応方法

 A.慢性呼吸不全への対応方法

 /1.はじめに /2.酸素投与の実際

 B.運動時の酸素吸入

 /1.運動時低酸素血症と酸素吸入の意義 /2.運動時低酸素血症の評価 /3.運動療法中の酸素吸入の実際 /4.運動療法中の酸素吸入の効果


第 IV 章 酸素療法の実際

 A.酸素吸入に関する基礎知識

 /1.酸素投与方法 /2.酸素投与後の動脈血ガス改善の判定 /3.酸素加湿

 B.低流量システム

 /1.鼻カニュラ /2.簡易酸素マスク /3.オキシアーム?(OxyArm) /4.経皮気管内カテーテル

 C.高流量システム

 /1.ベンチュリマスク /2.ネブライザー付酸素吸入器

 D.リザーバーシステム

 /1.リザーバー付酸素マスク /2.リザイーバー付鼻カニュラ

 E.付録

 /1.酸素テント /2.気管切開用マスク(トラキマスク) /3.高気圧酸素(Hyperbaric Oxygen;HBO)療法


第 V 章 在宅酸素療法

 A.社会保険適用基準の説明

 /1.適応基準 /2.診療報酬算定要件について

 B.酸素供給装置

 /1.設置型酸素濃縮装置 /2.液化酸素 /3.携帯用酸素ボンベと呼吸同調装置 /4.いずれの酸素供給装置を選択するか

 C.付録

 /1.社会保障制度 /2.停電対策 /3.旅行(飛行機) /4.在宅酸素療法の継続における諸問題


第 VI 章 酸素療法の合併症

 A.CO2ナルコーシス

 /1.CO2ナルコーシスの定義 /2.高二酸化炭素血症の病態生理 /3.CO2 ナルコーシスの発症機序 /4.CO2ナルコーシスの診断 /5.CO2ナルコーシスの予防と治療

 B.酸素中毒

 /1.酸素中毒とは /2.酸素中毒の急性肺傷害の病理と病態生理 /3.酸素中毒の発生機序 /4.酸素中毒の診断 /5.酸素中毒の予防 /6.酸素中毒以外の高濃度酸素投与の問題点


第 VII 章 酸素療法のモニタリング

 A.パルスオキシメータ

 /1.原理 /2.測定法 /3.解釈

 B.経皮PCO2(PtcCO2またはTcPCO2)測定器の解釈


第 VIII 章 安全管理

 1 酸素療法の安全管理

 2 酸素療法に関する事例紹介


第 IX 章 用語の説明

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