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喉頭摘出後のリハビリテーション

全国がん登録を集計した、国立がん研究センターがん対策情報センターによると、頭頸部がん(口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん)は年々増加傾向にあります。これらのがんは、早期であれば機能を温存した治療が可能ですが、進行した状態で受診すると、喉頭を合併切除しないと根治できない場合があります。なかでも、進行した下咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんが代表的な疾患です。がんの治療のために喉頭を摘出しても、失われた機能をできるだけ回復させるためのリハビリテーションがあります。今回、失われた機能回復を目指した喉頭摘出後のリハビリテーションについて紹介します。
福島 啓文 先生
がん研有明病院頭頸科 医長
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