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誌上ディベート

閉経前乳癌の術後内分泌療法としてLH-RHアナログ+エキセメスタンを使用すべきか? 「使用すべきである」とする立場から

高橋三奈青儀健二郎

CANCER BOARD of the BREAST Vol.1 No.1, 37-42, 2015

「はじめに」現在わが国において乳癌は女性の臓器別癌罹患率が最も高く,増加傾向にある。また,年齢に比例して罹患率が高くなる欧米と異なり,わが国では閉経前乳癌を多分に含む40歳代後半を最大のピークに60歳代前半まで高い罹患率を保っている。今回のテーマの対象である閉経前乳癌患者は社会的にも家庭においても働き盛りで重要な役割を担っていることが多く,またさらに若年では妊孕性の問題も絡み,課題が多い。閉経後のホルモン感受性陽性乳癌の術後治療はタモキシフェンに比しアロマターゼ阻害薬(aromatase inhibitor:AI)の有効性が優れていることが示され,現在はAIが第一選択である。これにより「閉経前乳癌においても卵巣機能を抑制し,ホルモンレベルを閉経状態と同様に低下させたうえでAIを投与することで,より効果が得られる」との仮説が立ち,数は少ないながら検証が試みられている。

●本企画「誌上ディベート」は,ディベートテーマに対してあえて一方の見地に立った場合の議論です。問題点をクローズアップすることを目的とし,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。

論点整理/南博信
・「使用すべきである」とする立場から/高橋三奈/青儀健二郎
「使用する必要はない」とする立場から/増田紘子/増田慎三

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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