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誌上ディベート

膵癌による消化管閉塞に最適な治療とは 各論を総括して

山口幸二

膵・胆道癌FRONTIER Vol.5 No.1, 23-24, 2015

「はじめに」ステント治療の立場とバイパス術の立場からの各論をまとめ,総括し,その後に各論であまり触れられなかった“外科切除を目的に開腹され,肝転移や腹膜播種が初めて見つかり,非切除となった場合の予防的バイパス術(胃空腸吻合術)の有効性”などについて追加記載した。
「Ⅰ.ステント治療の立場とバイパス術の立場からのディベートのまとめと総括」2010年4月に国内で認可された内視鏡的十二指腸ステント挿入術は,胃空腸吻合とならんで十二指腸閉塞をきたした膵癌切除不能症例に対する新たな治療選択肢になった。各論にも述べてあるようにバイパス術はステント術に比較し,長期開存はえられるが,侵襲は大きく,経口接収が遅く,在院日数も長く,医療費も高額となる。膵癌診療ガイドライン2013 1)ではこの問題をCQ6-4で取り上げ,“長期生存が期待できる患者ではバイパス術を,短期しか期待できない患者にはステント術をグレードBで推奨する”と記載している。

全例ステント治療とする立場から/大牟田繁文/前谷容
症例に応じてバイパス術も行う立場から/杉浦禎一/上坂克彦
・各論を総括して/山口幸二

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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