<< 一覧に戻る

誌上ディベート

人工甘味料をうまく使う

岩根泰蔵中島啓

アンチ・エイジング医学 Vol.12 No.5, 78-82, 2016

「人工甘味料の利用について,国内の現状」糖尿病をはじめとする生活習慣病に対する人々の認識が広がり,その根底にあるメタボリックシンドロームや肥満の対策への意識が向上している昨今,「健康志向」「ダイエット志向」の加工食品が市場に多く出回っています。特に「低カロリー」「ゼロカロリー」をうたったシュガーレス食品は多く,そのような食品には,ヒトの体内では消化・吸収・代謝されにくい糖アルコール,非糖質系天然甘味料,人工甘味料が用いられています。
農林水産省の調査1)によると,国内の砂糖の需要量は1,971千tで,その用途の内訳は菓子類(28%),清涼飲料水(21%)などです(2014年10月~2015年9月)。異性化糖(果糖ぶどう糖液糖,ぶどう糖果糖液糖など)の需要量は795千tで,用途の半分を清涼飲料水(50%)が占めています。ただし,砂糖の需要量は年々減少傾向,異性化糖の需要量は横ばいもしくは微減傾向で推移しており,農畜産業振興機構による食品メーカーを対象としたアンケート調査2)では,仕入れ量の減少の理由として「カロリー低減のための人工甘味料への切り替え」が主にあげられています。

・「是」の立場から/岩根泰蔵 ほか
「非」の立場から/吉松裕介 ほか

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る