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誌上ディベート

捻挫は冷やす?温める?

坪田一男

アンチ・エイジング医学 Vol.11 No.3, 73, 2015

捻挫をしたときに,冷やすほうがいいのか,温めたほうがいいのか混乱する。冷やしたほうが炎症を抑制する。しかし,温めたほうが血液の循環がよくなり,改善を促すだろう。今回,冷やす立場から越智隆弘先生(大阪警察病院),温める立場から岩波佳江子先生(前橋温泉クリニック)に議論をしてもらった。シンプルに考えれば,急性期は冷やす,慢性期は温めるということになりそうだが,では,どこからが慢性期なのかなどの疑問も出てくる。目でも同じことが言えて,目が疲れたときなどに,冷やしたほうがいいのか,温めたほうがいいのかとよく質問される。目を冷やすと気持ちいいが,温めたほうがマイボーム腺梗塞には効果的という医学的データがあり,一概にどちらがいいと言えない。慢性期であっても,冷やした後にはリバウンドで血流の増大につながるため,結果的に温めるのと同じ効果が期待できる。急性期は冷やす,慢性期はどちらでもよいということになるのだろうか。

・捻挫は冷やす?温める?/坪田一男
捻挫直後は冷やす/越智隆弘
捻挫は温める~温熱療法,温泉療法の観点から~/岩波佳江子

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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