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総説

糖尿病発症におけるメタボリックシンドロームの位置づけ

浜口朋也難波光義

Diabetes Frontier Vol.18 No.5, 471-477, 2007

「はじめに」2005年に日本内科学会など8学会(日本内科学会, 日本糖尿病学会, 日本循環器学会, 日本動脈硬化学会, 日本高血圧学会, 日本肥満学会, 日本腎臓病学会, 日本血栓止血学会)合同委員会によって,動脈硬化および動脈硬化に由来する心血管病の予防を目的として, 腹部肥満(内臓脂肪蓄積)を中心に耐糖能異常, 高血圧, 脂質代謝異常が集積する病態をメタボリックシンドロームとして診断基準が策定されるに至った(表1)1). これはほぼ同時期に公表された国際糖尿病連合(IDF)の診断基準とも整合性をもたせた内容となっている. 本診断基準は, CTなどを用いて内臓脂肪蓄積量を定量評価するかわりに, 腹囲の測定で代用させる点でわかりやすく, 臨床現場で実施しやすいものとなっている. 特に, 2008年度から開始される特定健康診査にもメタボリックシンドローム解消に向けた生活習慣指導から心血管疾患予防につなげようとする考え方が中心的な役割を果たすことから, 折からの国民的な健康志向とあいまって, 単に医療関係者に留まらず, メディアや各種健康産業の分野にまで広く関心がもたれるようになっている.

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