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M-Review

【特集 悪液質研究と臨床の最新動向】

9.悪液質に対する栄養療法

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掲載誌
日本サルコペニア・フレイル学会誌 Vol.8 No.1 54-60, 2024
著者名
上島 順子
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
骨・関節 / その他
診療科目
リハビリテーション科 / 老年科
媒体
日本サルコペニア・フレイル学会誌
Key Words
低栄養 / 食欲不振 / 集学的アプローチ / エネルギー / タンパク質

悪液質に対する栄養療法は運動療法・薬物療法と並び,患者の生活の質(QOL)向上に不可欠である。多くのガイドラインでは,集学的アプローチの重要性が強調されている。悪液質患者はしばしばサルコペニアや低栄養を併発し,これらの状態の早期発見と介入が重要である。そして,悪液質は慢性炎症を伴う疾患に関連した低栄養の1つとして考えられており,栄養状態の評価にはGLIM基準が推奨される。本稿では,がん,慢性心不全,閉塞性肺疾患,慢性腎臓病で認める悪液質に対する栄養療法について,現在のエビデンスをまとめた。エネルギーの充足と高品質のタンパク質の摂取は重要であり,不足時は経口栄養補助食品等を用い,筋肉量減少を予防することが必要である。現時点では,悪液質患者を対象とした研究は少なく,長期的な効果は不明である。今後のエビデンス構築が期待される。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

日本サルコペニア・フレイル学会誌2024年5月号(Vol.8 No.1)

比較的新しい概念であるサルコペニアやフレイルについて広く啓発していく。

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