Adverse Reaction Management
肝機能障害への対応
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- 掲載誌
- がん免疫療法 Cancer Immunotherapy Vol.3 No.1 24-26, 2019
- 著者名
- 新井裕之 / 中島貴子
- 記事体裁
- 連載 / 抄録
- 疾患領域
- アレルギー・免疫 / 癌 / その他
- 診療科目
- 腫瘍内科 / その他
- 媒体
- がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
免疫チェックポイント阻害剤は自己免疫性の肝障害を起こすことがある.通常は無症状で血液検査異常によって指摘され,悪化すると黄疸,吐き気,倦怠感,出血傾向,脳症などの肝不全症状をきたす.近年報告された臨床病理学的検討によると,免疫チェックポイント阻害剤による自己免疫性肝障害は,自己抗体,血清IgG値,組織学的所見の違いから,自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis:AIH)とは異なる病態であることがわかっているが,詳細な機序の違いについては不明である1)(表1).その頻度(すべての肝有害事象を含む)は,抗programmed cell death-1(PD-1)抗体,抗cytotoxic T-lymphocyte antigen-4(CTLA-4)抗体ともに単独療法時には全Gradeで6~7%,Grade 3以上で2~3%であり,両剤の併用療法時には全Gradeで30.0%,Grade 3以上で18.8%と高くなる2).なお,免疫チェックポイント阻害剤による肝障害のリスク因子はわかっていない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
