Review(Coagulation & Inflammation)
DICにおける凝固反応と炎症反応のシンクロナイズ
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- 掲載誌
- Coagulation & Inflammation Vol.1 No.1 4-10, 2015
- 著者名
- 丸山 征郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 血液
- 診療科目
- 循環器内科 / 血液内科 / 麻酔科 / 手術・救急
- 媒体
- Coagulation & Inflammation
「はじめに」1生体は周知のごとく、おおよそ200種類、60兆個の細胞から成ると言われている(最近は37兆個である、という説も出されているが:http://informahealthcare.com/doi/abs/10.3109/03014460.2013.807878?…いずれにしても大変な数である)。この数多くの【細胞】は、互いに集合して【組織】⇒【臓器】⇒【個体】を構成する。そして生体は個としてゆらぎながら(細胞レベルではoscillation、オシレーション)しながら秩序だった生を日々営んでいる。万一、この統合性を損なう事態が発現すると、これに呼応して、内部環境の保全に働く。この内部環境の整合性、全機性を錯乱するのが侵襲(ストレス)であり、代表的には外傷や感染である。外傷・感染症は、いずれも閉鎖循環系内のホメオスターシスを損なうか、あるいは組織と組織の間仕切り(barrier) を破綻させ、出血、感染・炎症を来す。この時に外部から生体内を侵す分子群はPathogen Associated Molecular Patterns(PAMPs)、内部からのそれはDamage Associated Molecular Patterns(DAMPs)(図1)と呼ばれる分子群エルメントであり、生体はこれらをパターンとしてパターン認識受容体(Pattern Recognition Receptors:PRRs)で認識して、細胞群固有の最も有効な反応で、システムの恒常性の維持と生存に向けた応答をする1)。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
